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Channel: み~ちゃんの音楽、猫、そして心の健康
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少し考えさせられました

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かぼすが亡くなったのが日曜日の夕方。
今日もう木曜日。
早いな…

タイトルの考えさせられたということについて少し。

かぼすは最後まで頑張って生きました。
相当苦しかっただろうに…
「よく頑張ったね。」
本当はそう言ってあげるものかもしれない。
だけど、かぼすの最期というのはそれはそれは壮絶で…それでも、記憶しておこうと動画を撮ったんです。もう何にもしてあげられないから…
ですが私のパニックぶりが凄かったのです。
思い出すと怖くて見られないし、思い出したら心臓がギュッと掴まれた感じになるけれど、、
それでも消せないかな。あれがかぼすの最後の動いた、鳴いた姿を映したものだから…
今まで保護してきた子達は皆外飼いだったせいもあるのか、皆看取りに立ち会えませんでした。
保護して室内飼いをしたかぼす。あんな壮絶な最期が待ってるなんて予想もしていませんでした。
率直に言うと、自分のうちの子なのに怖かったです。
尻尾はブワッとタヌキみたいに大きくなって鳴き方が尋常じゃないしバタバタ走り回って暴れるし…
そして本当の最期、ガクッと落ちたんです……
今思い出しても怖いし可哀想すぎて…

かぼすが亡くなってからのことです。

ある獣医師の先生が安楽死について書いてある記事を見つけました。
殺処分と安楽死を同じものだと捉えられる方が多いと思いますが、実際は似て非なるものです。
猫は辛いから死にたいとかそういう概念はないと、かかりつけの病院の先生も仰っていました。
でも、時には安楽死も辛いけれど必要なときもあると。

かぼすがまだ生きて闘ってるとき、自分が身体がしんどくて布団に倒れ込んだ時がありました。
かぼすが気になって夜中何度も目が覚めてはかぼすの生きているのを確認したりがずっと続いたから寝不足続き。
そしてかぼすを置いて出かけなければいけない時も、常に心配で集中できない。
熱が出る、眠い、口唇ヘルペスができる。低血圧で倒れる。
それでもかぼすのお世話。
常にかぼす。そして他の子たちもないがしろにできないから、しんどいと言いながらもお世話。流石に自分の身体も悲鳴をあげました。
で、倒れ込んだとき初めて思ったのが、猫は確かに辛い=死にたいという概念はない。
けれど、苦しくて辛いという事実だけは猫自身も分かる。
自分の布団の真横にケージを置いていたから、リアルにかぼすの苦しそうな姿が分かりました。
あの子、本当に苦しかったんだな…
私がこんだけしんどいのに、かぼすは呼吸ができないんだから、更に上をいく苦しさをずっと味わってるんだなと。
自分が苦しいとき、初めて相手がどれくらい辛いかということが、よーく理解できます。
自分がしんどくなかったら、
あぁ、かぼす苦しいよね。空気吸いたいよね。可哀想に…
そこまでは思っても、真の苦しみは分かってあげられない。
でも、自分が苦しかったときにかぼすを見て、
かぼす苦しいよね、空気吸いたいよね。なんて言葉は、軽い思いだということを知りました。
苦しいときってそんな簡単な言葉じゃ片付けられない。
ヤバイしんどい…辛い…あぁ、でもかぼすってこんなんと比べ物にならんくらい苦しくて仕方ないんやな。自分の辛さなんて可愛いもんやわー。

ちょっと話は脱線するかもしれませんが。
大昔、医療がまだまだ全然発達していないときの事。
助かりたいのに亡くなっていく人達。
本当なら助けられるかもしれないのに当時はそこまで医療が発達してなかったから亡くなっていった人や動物。

昔は、人間は最後、水も飲まずご飯も食べれず、寝たきりのまま枯れるように亡くなっていく。これが大体普通の人ですね。
私のひいおじいさんが確かそんなんだったような記憶がかすかに残っています。

今は医療が発達したお陰で、助かる命が増えました。
ですが、それ点滴だやれ人工呼吸器だ、胃ろうだなんだと、やれることはやたらやる。(勿論ご家族の了承を得てのことですが)
これがかえって患者さん本人を苦しめることになる時もある。
主人のお祖父さんは91で亡くなりましたがとても元気な人でした。
たまたまいつもの感じで通院かな?私が病院へ乗せていったんです。
検査の待ち時間の時にふとおじいさんを見ると目を閉じ身体が傾き、ヨダレを垂らしてる!
慌てて看護師さんを呼んでストレッチャーお願いしました。
幸いにも待ち時間の長さなどで、一時的なものだったのですが、当時、俺は凄い医者だ。と平気で自慢をしていた医師が運悪く当たってしまい、診察室に運びジュースを飲ませ、バイタルも落ち着いたのに、何故かそのまま入院させますと言われました。
しかも何故かICU。
当然元気なお祖父さんはICUで、私が見に行っていない間はワガママだったそうです。
で、ものすごく元気すぎてICUにいる意味が分からなかったのですが、土日はさみ月曜日顔を出しに行ったら何故か人工呼吸器が付いていました。
え?家族の了承も説明も何もなしに⁉なにココ…
結局そのままお祖父さんは、自発呼吸と人工呼吸のタイミングが合わなく、苦しみ亡くなりました。

ちょっと長くなってしまったので、今日はこの辺で。
今回はコメント欄閉じさせていただきますね。

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