水難事故って聞くと=夏ですね。
でも、この言葉、夏の風物詩じゃないですから!!
大人は特にみんなで川へ行きたくなり、子供連れて友達の家族とかとBBQしたり…
その時に絶対に一瞬たりとも子供から目を離さないって出来ますか?
肉焼いてて、あ、ほらもう裏返していいよとか言われた時も子供のこと常に頭の中にありますか?見ていられますか?
毎年毎年、性懲りもなく起こる水難事故。
浅瀬だからとか、そんな思いないですか?
それら全部含め、水をなめとると思うんです。
自分は、人の事で怒る事ってそんなにない方だと思います。
だって自分の事じゃないもん。これは本当に正直な話。
けれど、毎年聞く水難事故のニュース。
子供が溺れて亡くなった。
溺れた子供助けて、助けた大人が亡くなった。
水難事故に関してだけはどうにも怒りが湧いて仕方がありません。
私の従姉妹は息子が9歳の時、川に行って溺れて亡くなりました。
本当なら今中学生で、楽しい夏休みを送っているはずなのに…
従姉妹は今でも泣きます。
それは母親として当然のことだと思います。
だけど、息子を死なせたのは誰のせいですか?
川に行かなければ少なくとも水難事故で亡くなることは避けれたはず。
浮き輪があれば大丈夫だろう。
浮き輪はかんたんに抜けます。
川ヘ行きたくなるのも夏ならでは。
川で皆でBBQするのも夏の楽しみ。
楽しむのは結構です。
だけど、その楽しさの裏には常に恐怖がついてまわるという事を決して忘れないでほしいです。
私の従姉妹みたいな思いをして欲しくないんです。
私は、大学の時からの仲良しの友達がいます。今は3人のママ。子供への叱り方、教え方、子育て。考え方がすごくていつも尊敬しています。
そんな彼女。SNSで友達と川へ行ったことが書いてありました。
足がつり、自分が溺れて助けられたそう。
ハッシュタグには「笑」の文字。
これだけは大好きな友達だろうが、というか大事な友達だからこそ怒りがわきました。
笑っとる場合やないやろが!
世の中の人、川をなめすぎです。
小学校からの友達は子供がスイミングスクールに通っていて、選抜選手に選ばれるほど。
それに油断が生じたんでしょう。
下流はカラカラで水がないので、少し浅瀬の上流へ行き、やはり子供が溺れかけたそうです。
行くのは勝手だし自由です。
でも、その時に自分の子供は大丈夫という気持ち、本当に微塵もないですか?周りに沢山大人がいるから、万が一の事があってもとか安易な考えないですか?
大学の友達は周りに沢山大人がいたんです。
でも、大人である彼女本人が溺れかけたんです。
登山でも御岳山が噴火し多くの人が亡くなった
事件ありましたね。
あの時のテレビで、何か対策は?と聞かれ答えた専門家の言葉。
「山に登らないことですね」
まさにそうなんです。
専門家は怖さを知っているからこそシンプルな言葉が出てきたんです。
川も同じです。
どうか、水をなめないでください。
私の従姉妹と同じ思いしないでください。
泣きわめこうが何をしようが、亡くなった命は絶対に帰ってくることはないんです。
テレビで、川でのロケ等で、大人のしかもプロ?がライフジャケット着てるの見てますか?
子ども用もありますよ。
とにかく毎年必ず起こる水難事故。
非道と言われるかもしれませんが、わたしはその手のニュースを見て、「可哀想」と一度も思ったことがないです。むしろ、ほらみたことか。そういうふうにしか思えないんです。
確かに夏ならではの楽しみでもあるかもしれません。
でも……
BBQは川じゃないと楽しくないですか?
監視員のいるプールで泳ぐ事は楽しくないですか?
やはり川へ行き、リスクを伴いながら友達とわいわいする事がしたいですか?
従姉妹はたまにLINEで、今日は○○の命日でしたとか、今日は法要でした。涙が出ました。
そんなことを送ってきます。
従姉妹なので、多少可哀想という気持ちはあります。
が、その原因を作ったのはあなた達、親含めた大人だよ?
水難事故、無くなる日って来ないのかな…